車があるからこその介護生活

私は実母の介護をしています。3年前、母は脳卒中で倒れて要介護となりました。車椅子をつかい在宅介護をすると決めたとき、家のリフォームと同時に行ったことが車を買い替えることでした。

父親は高齢のため免許を返納しており、実家ではもっぱら母が運転をしていたのですが車はそろそろガタが来ていました。私はその車を買い替えて介護に使うことにしたのです。雨のホイールダストはホイールコ―トで強力保護

介護をするにあたって車はとても大切です。とくに車椅子を使うとなると、電車やバスなどの公共交通機関には乗りづらいですし、雨の日には出かけることじたいが難しくなるのです。

その点、車があればどこにでも気軽に行くことができます。買い物や病院はもちろん、ちょっとした旅行にも母を連れていくことができました。もともと外出好きの母は、折々のドライブをとても喜びました。

こうした外出の楽しみが病気にもたらす効果は絶大でした。ちょっと体調が悪いときでも、
「次はどこに行く?」
母は生き生きとした表情で遊びにいく計画を練り、
「遊びに行くためにもっと元気にならなくちゃ」
とリハビリにも精を出すのです。もしも車がなかったら、
「車椅子だとどこに行くのも不便だわ」
と家の中にこもりっきりになっていたことでしょう。母は車のおかげで元気になり、在宅介護を始めた頃とはまるで別人のようです。我が家の在宅介護には車があって本当に良かったと思います。